看取りの振り返り会

昨年水俣のグループホーム「キトさん家(げ)」で初めての看取り経験があった。101歳の女性。初盆過ぎたら遺族の思いも伺って振り返りの会をしたいと思っていて、12月11日実現した。

協立病院管理看護師、外来看護師、グループホームスタッフ、医師ら12名参加。事前に意見を寄せてもらって報告し意見交換。

私は週1回の診療ながら、この施設の往診を担当し、臨終の時には立ち会えなかったけど、ご家族とは重要なポイントで何度か面談の経験があった。

看取りの合意後に見せたもらったご家族の事前指定書(ACP)には、すべての医療行為を希望するとあった。強い思いを抱いた家族だと想像して初めて面談。治療して治る病気以外は、救命行為はしない方がご本人のために良いことを率直に伝え、すんなり理解を得られた。

コロナ禍で面接制限されている時期。家族が遠慮なく面接できるように居室を変更してくれた施設スタッフの配慮には脱帽🎩。最期に同室で寝泊まりできたご遺族からも感謝の言葉があった。

レベル低下すると、施設からは水分摂取量と採尿量を毎日報告。心肺停止時の連絡方法を細かく指示。それでも介護スタッフは「私の当直の時だったらどうしよう」と不安になって当然だとの理解が必要。不安を訴えられる環境〜それは心理的安全性。

施設スタッフからは、最初から看取りはできないという施設もあるが、自分たちにとっては「施設看取りOK」と言ってくれる主治医が1番との意見を聞くことができた。

施設を含む在宅看取りは今後も推奨される方向にある。本人の尊厳が守られて、家族・スタッフにとって後悔が少なく、地域のネットワーク作りもできる。行政にはスタッフが心身ともに豊かに取り組める環境も求めていきたい。

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